The Woodprint

北海道/釧路/木版画家/中川敏彦

山桜の版画 摺り ~ 完成

最高気温9度の釧路市からです

山桜2020が完成しました。 摺りの過程を見てみましょう!!

 

①背景の摺りです
 上は濃く、下は薄く 濃淡が大切ですf:id:toshibon818:20200425110252j:plain


②花びらの摺り
 山桜は花の色が薄いので 淡いピンクにしましたf:id:toshibon818:20200425110224j:plain


③花びらの筋や枝を摺りますf:id:toshibon818:20200425110149j:plain


④葉を緑で一回摺って さらに 赤茶系の色で摺ります
 山桜の葉は本来 赤茶系ですが 緑があったほうが 元気に見えます

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⑤主版の黒インクを摺り ほぼ完成f:id:toshibon818:20200425110026j:plain


⑥最後におしべをつけて(割りばしの先を細くして点摺り)
  落款、サインで完成f:id:toshibon818:20200425105820j:plain

 

⑦厚め越前和紙は摺り跡がクッキリで好きな紙です
 (浮世絵版画の空摺りと同じです)f:id:toshibon818:20200425105846j:plain

 

山桜の版画 Ⅱ

主版の彫初めから 主版の完成
これから摺り取った主版を色数だけコピーして
版木に転写します。6枚=6~7色 くらいかな?
シナの板を細い線を残すのは至難の技かもしれません(笑)

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彫初め


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彫の途中 主に使う4本


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主版 版木の完成


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主版の完成

 

山桜の版画


4年前に下絵を描いてあったものを見つけたので、多色版画にします。

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山桜 原画

出来上がりサイズを意識して拡大コピーをします。

サイズに合う大きさに切った版木にシンナーを使って転写!  ブルーは彫った跡が

わかりやすいようにするためです!

さあ  彫師へ!!

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コピーとシンナーで転写し、ブルーを塗った版木

 

 

「春待つ川」の完成に向けて 薄墨の版木

今回の大型作品は、タイトルを「春待つ川」としました。

2月下旬の温かい釧路川にかかるヌサマイ橋の下流です。

 

黒インクで摺った主版の図を下地にして薄墨の下図を作ります。
裏にカーボンをあて、濃い、薄い2種類の版を作ります。

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版木にカーボンを使い主版の図がずれないようにカーボンでトレースし転写します。
そして薄墨をつけたいところを残すように彫りこみ 版木が完成です。

上が 濃い墨、 下が 薄い墨で摺る予定です!!

 

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彫師の仕事は一旦ここで終了!!  乾杯!!